病院について書いてたら長くなったので2つにわけました。
【前回IMSSを体験したわたしによる語弊だらけのIMSS】
無償なだけあっていつでも人!人!人!1日以上待つ可能性がなきにしもあらず。患者の数に対して圧倒的な人手不足。
建物の老朽化による、お化け屋敷感。病院なのに清潔感、衛生さを全く感じることができない。家に帰ってすぐさまシャワーを浴びたほど。
メキシコの格差社会をひしひしと感じた。IMSSに来る人は中下流〜下流のひとたち。服装や身に着けているもの、言葉使いでわかる。
診察を待っている間、何人もの物乞いが巡回してくる。でもみんな無視するんじゃなくて6割くらいのひとがお金あげてた。
薬も無償なので長蛇の列。わたしを診察してくれたお医者さんによると、ここでは無償で薬を与えてるけど、質がよくないから。有償だけど、わたしが処方する薬のほうがよっぽどいいよ、とのこと。
ベッドが足りないからか、車椅子に座らされて点滴をうける老人たち。点滴に吊られているように見えた。
満足な治療が受けられないひとたちが集まってるこの病院の入り口には、衛生面がかなり心配される屋台がずらっと並んでる。菌がうじゃうじゃ蔓延しているであろう環境で、こんなずさんな衛生管理のもとで売られている食べ物が菌にしか見えなくて吐き気がした。病院の目の前で食べ物(袋入りでない)を売る神経がわたしには到底理解できない。
お金がなくて困ってるひとたちからしたら、この制度はほんとうにありがたい制度なのかもしれない。でも結局質のよくない診察、薬、治療に国民のお金を使っているのだとしたらこの制度に意味があるのかないのかわからなくなってくる。効率悪いな、と思うことばかりのメキシコですがそれもまた国民性なんでしょうか。。。
IMSSでは書類を書いてもらいたかっただけなのですが、診察と検査もしてもらった。受付では目の前にパソコンがあるのに、なぜかタイプライター(はじめてみた)を使って書類を作成してた。
保険カードとか一切持ち合わせてなかったけど、そんなんみたこともないし、持ってないって言ったら、首傾げてたけどなんとか受付はしてもらえた。そのあとやっぱり番号が必要になって、受付に聞きにいったら名前で番号がわかるらしく番号を教えてくれた。一応IMSSに加入してないと診察受けれないのかな?と思って、与えられた書類を見てみると「BASAKA MAIKA」になってるし、きっとそんな人物存在してないし、てきとうに番号取得したんやろうなって思った。そんな形だけの制度やめてしまえっ!そこに割く人員ももったいないわっ!
診察され、痛み止めの注射を勧められたけどいろんな意味で怖かったから断った。
検尿は使い捨ての紙コップじゃなくて、使いまわしの小瓶だった。もちろん洗ってあるやろうけど、わたしの衛生レーダーはもうオーバーヒートしててなにも信じられない。小瓶をうけとる手が震えた。
そしてトイレの石鹸が切れてて発狂しそうになった。病院やのになんでやねん!手を拭くための紙も切れてた。もうだめだ・・・清掃のおばちゃん呼んだ。
検査の部屋も検査結果待ちのイスも床も隣の人の全員が菌に見えてほんまに気を失いそうやった。病院にきてからのほうが顔面蒼白。よくがんばりました!
よっぽどのことがない限り、IMSSなんか行かないほうがいいと思う。
わかってたんやけどね。行かざるを得なくなって、しかたなく。
健康第一としみじみ。。。
※この記事は筆者の体験に基づき、主観的に書かれたもので、実際の状況とは異なる場合があります(笑)
そんな感じ